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WinActorの教科書レビュー!導入・応用完全ガイド・RPA徹底解説本

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こんにちは!RPA、盛り上がってますね。

銀行では今年の新卒採用率がピークの3分の1になるというニュースが日本経済新聞で報道されました。

これはもともとの予定よりもさらに20%減らした数字という事になるのですが、その理由として挙げられるのがRPA

Robotic Process Automation(ロボティックプロセスオートメーション)の略称で、ホワイトカラー(白いワイシャツを着て仕事をする、いわゆる内勤の人)の業務プロセスの自動化ツールです。

現在100種類以上あると言われているRPAツールですが、日本で最も導入企業数が多いのがNTT-AT社が販売しているRPAツールであるWinActor

WinActorの本が今月初めて発売されたので、今日はそのレビューをしたいと思います。

WinActorとは

NTT-AT社が販売しているRPAツール。2014年ころから存在はしていたもののWinActorの専門書はこれまでありませんでした。

私自身はWinActorのエンジニアとして数年触っているのですが、勉強は基本的に独学です。

その中で参考にしていたのがWinActorのユーザーフォーラムや、NTT-AT社のWinActorのFAQだったりしたのですが、これから初めてRPAを触るという場合、多くの方が「教科書」を求めます。

かくいう私も教科書を求めたのですが、これまではありませんでした。

WinActorではプログラムの事を「シナリオ」というのですが、とにかくシナリオを作っては失敗し修正してはエラーがでて、直してテストしてはバグが出てを繰り返して、「こういう時はこうする方がいい」というのを体で覚えるしかなかったんですね。

そんな中、この度秀和システム社からWinActorの教科書といえる専門書の「徹底解説RPAツール WinActor導入・応用完全ガイド」が4月25日(木)に発売されました。

あー、自分が取り扱い始めた頃にこういう本が欲しかった。

この本ですが、発売されて二日目でAmazonのアプリケーション入門書部門の売れ筋ランキングで2位まで上がっていました。みんな欲しかったんですねw

ではさっそく中身を見ていきます。

WinActor導入・応用完全ガイド

情報

ページ数:311ページ

発売日:2019年4月25日

言語:日本語

寸法:18.2cm × 1.8cm × 23.4cm

ちょっと大きめの本です。

内容

Amazonの商品紹介の内容ですが、

「働き方改革」を推進する「業務自動化」の武器として注目を集めるRPAのツールには種々ありますが、NTTアドバンステクノロジ株式会社によって開発され、導入実績ナンバーワンのWinActor(ウィンアクター)が、最もお勧め。

導入企業は、すでに3,000社を突破しています(2019年03月26日現在)。そのWinActorを使いこなしてきたSBモバイルサービス株式会社(ソフトバンクグループ)が、これまでに蓄積したノウハウを一挙に公開!この本があれば、最強のRPAツールを実践的に導入・応用できます!

とあります。

ハッキリ言って本の中身は全く分かりません。むしろ本のタイトルの方が中身がわかるくらい。

そしてAmazonでも楽天でも、まだ発売されて間が無いのでレビューなども載っていません。

レビューに関しては是非本記事を参考にしてもらえればと思いますw

目次

とにかく気になるのが目次ですよね。何について書いているのかって本を買うときにはタイトルの次くらいに気になります。

全部で11章まであります。

  • 第一章 RPAの基礎
  • 第二章 開発検討から運用までのプロセス
  • 第三章 WinActorとは
  • 第四章 シナリオ開発標準
  • 第五章 Webデータの取得
  • 第六章 取得データの操作
  • 第七章 Excel操作
  • 第八章 高度なWebブラウザ操作テクニック
  • 第九章 エラー・例外発生を想定したシナリオ開発
  • 第十章 押さえておきたい便利な機能
  • 第十一章 総合演習

順番に感想を言っていきますね。

WinActor導入・応用完全ガイドレビュー

第一章 RPAの基礎

まずRPAの起源や考えかた、RPAの基本情報についてまとめられています。

どういった業務がRPAに向いているのかなど、どのように考えてRPAを適用すればいいかがまとめられています。

この章を読むことで、全くの素人の方やRPAとはなんぞやと思っている方でも、RPAがどういう業務に使えるのかとか、RPAのメリット、成功の秘訣などが理解できます。

第二章 開発検討から運用までのプロセス

第二章ではRPAを導入する前段階で知っておくべきポイントや、RPAツールの選定方法、本格的に導入するためのプロセスなどが記載されています。

RPAを導入する際に現行業務の可視化が必須なのですが、その可視化についてもポイントを抑えており、どのように棚卸しを行うべきかなども表形式でかかれています。

この表をそのまま可視化のコンサル時に利用することも出来ますね。

そのほか、フローチャートの書き方や

とっても大事な「イレギュラーパターンも含めたテストの実施」についても言及されています。

この「現場の人しか知らないレベルのイレギュラーパターン」を想定せずにシナリオを組んでしまうと、後々多数メンテナンスをすることになってしまいます。

第三章 WinActorとは

これまではRPAの考え方や導入前の環境整備などについて書かれていたのですが、

三章でようやくWinActorが出て来ます。

WinActorの画面自体も載っているのですが、まずはWinActorとはどういったツールなのか、導入する手順やライセンスについての説明があった後、どのような画面構成なのか、どういうインターフェースに対応しているのかがまとめられています。

ここで変数の説明なども行われています。

WinActorの持つ機能である「画像マッチング」なども説明されているのですが、これから始めてWinActorを触るという方はよく読んでおく必要がある章です。

第四章 シナリオ開発標準

第四章ではシナリオを作成・開発する際にはどのようにしておくべきかといったことがまとめられています。

同じような処理を行う場合にグループ化するとか、それぞれのノードに対する命名規則であったり、不要になったウィンドウ識別名や変数は削除した方がよいといったことなど、実際に開発を行っていくうえで「あーそうだよね」と共感できる内容がたくさん書かれていました。

初心者の方はこの章はなんとなく読むだけでいいと思いますが、開発を進めていくうちに「あー、あの章で言っていたことはこういうことだったのか」と後々実感していくと思います。

第五章 Webデータの取得

5章から実際にシナリオを作成する内容について触れていきます。

まず5章ではブラウザからのデータを取得する方法についてまとめているのですが、ちょくちょく起こるWinActorの困った挙動についての対応方法が書かれていたり、「確かにこれは知っておかないと詰まることになるよね。」と思ったことがたくさんありました。

この本の中には「NOTE」として結構重要なポイントが記載されているんです。

こういうちょっとした情報が大事だったりするんですね。

また、ここで画像マッチングについても詳しい説明が載っていました。

開発する上ではあまり利用は推奨できない操作ですが、特性を理解したうえで利用する分には非常に使えるノードです。

きちんと特性を理解して、上手に使えるようになるためにはこの章をよく読む必要があります。

第六章 取得データの操作

第六章では五章で取得したデータを使って操作を行う方法が記載されています。

そのデータを使った条件分岐の方法だったり、その設定を行う際に必要なウィンドウ識別ルールの設定だったりと、一歩奥に入った内容の説明です。

特にウィンドウ識別ルールはWinActorでシナリオを作成するにあたっては非常に重要です。ここの設定が出来ていなかったためにパソコンを変更したり、2回目の実行の際などにエラーが起きたりします。

第七章 Excel操作

7章ではWinActorの得意なExcel操作です。

WinActorはたくさんの部品(ノード・ライブラリ)があるのですが、そのうち内部スクリプトを見ることが出来るライブラリもたくさんあります。

そのスクリプトはすべてVBで書かれており、そのVBを編集することで独自のライブラリを作成することが可能です。

ExcelもマクロなどはすべてVBでかかれているので、WinActorとは非常に相性がいいんですね。

実際にWinActorのライブラリの中にもExcel操作関連のライブラリはたくさんありますが、7章では取得したデータでどのようにExcelを操作するのかがまとめられています。

第八章 高度なWebブラウザ操作テクニック

8章では5章で扱ったブラウザ操作よりも、もう少し高度なブラウザ操作方法についてまとめられています。

IEデバッグという操作では、IEの画面上で指定したHTMLのClassやidの情報をまとめて取得することが出来るのですが、その内容やWinActor Ver5.2から登場したクローム操作についても言及されています。

この際に利用するのがXpathというものなのですが、Xpathの利用方法についても詳しく解説されています。

第九章 エラー・例外発生を想定したシナリオ開発

9章では通常のシナリオ作成の一歩先、エラーや例外が発生した場合の事を想定した上でのシナリオ開発方法について解説されています。

実際に業務でWinActorを利用する場合、開発環境で想定されたテストケースだけでは足りないことが多くあります。

ある一つのデータを取得することが出来なくてWinActorのエラーでシナリオが止まってしまう事もよくあります。

そんな時にそういったエラーを想定せずにシナリオを作ると、夜中に動かすシナリオの場合、翌朝に担当者の人が目で見るまでずっとシナリオは止まったままです。

WinActorでエラーが出た場合、例えば「エラーファイルは別フォルダに保存し、一旦開いているファイルやウィンドウは全て閉じて、担当者にメールを送り、再度一から処理を行いなおす」といったエラー回避シナリオを組み込んでおくことで、業務が止まらずエラーのあるデータだけ別にすることが出来ます。

第十章 押さえておきたい便利な機能

10章では最後に便利な機能について解説されています。

WinActorではシナリオの作成方法は一つではありません。

「ExcelのデータをWordに転記する」というだけでも何通りもやり方があります。

その何通りものやり方をすぐに想定できるようになればシナリオの作成方法や正確度があがるのですが、その際に必要なのがこの便利な機能です。

愚直にノードパレットにあるノードだけを使って行うと10ステップ必要だったものが、便利なライブラリを使うと3ステップで完了したりすることもよくあります。

また、一つのエラーを回避するためにものすごい時間をかけたのに、実は「ウィンドウ識別クリア」というノードを一つ配置するだけで解決していたというケースもよくあります。

なので、WinActorではこういった特性や便利な機能というのがとても大事になります。

そのほかにも、WinActorでExcelやメモ帳を起動することは出来ても、「デスクトップにあるアイコンをダブルクリックして起動する」ということが出来なかったりします。

もちろんexeやファイルを指定してあげればいいんですが、デスクトップ上のアイコンをダブルクリックしたい場合はもっと別の方法を行います。

ちょっとしたテクニックをたくさん使いこなすことで、どんどん担当者のRPAリテラシーが高まっていくことになります。

第十一章 総合演習

最後の11章ではこれまでに学んだことを踏まえての総合演習です。

この総合演習ですが、ボリュームがすごいw

WinActorを勉強するときに大事なのは、「実際に触ってみる事」というのが良くわかるボリュームです。

本を横から見るとこんな感じ。

この下側が全部総合演習です。

Appendix

上記の写真のオレンジの部分がAppendixです。

「下側が全部総合演習です」といいましたが、ちょっと残っていました。

AppendixではちょっとしたFAQが載っていました。

結構初心者の方がみんな疑問に思う部分が網羅されていたので、このFAQを読むだけでもWinActorについて結構理解が進むと思いました。

あと、これはWinActor開発を1,2ヶ月くらいしてから知りたいと思う部分だと思いますが、WinActor内部の特殊変数についてもまとめられていました。

ループや条件分岐などの条件式を見ていると、「あれ?なんだこの変数は?」と思うことがあったのですが、そういった特殊変数の解説もちゃんとありました。

さいごに

如何だったでしょうか。

「徹底解説RPAツール WinActor導入・応用 完全ガイド」を読んだ感想ですが、かなり細かい部分までちゃんとイラストや写真、表付きで解説がされていたので、これからWinActorを学びたいという方には本当にぴったりだと思います。

2019年3月末時点で3000社を超える企業に導入されているWinActor。RPAツールは使い方によっては劇的な成果を上げることが可能です。

様々な企業でWinActorの講習会が行われていますが、初級編でも大体5万円~7万円/一人が相場です。

トレーニングや講習会についてはコチラの記事でまとめたので参考にしてくださいね!

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ただ、そこまで費用をかける前に本書を読んで勉強してみるのも良いと思います。

あなたのお役に立てれば幸いです^^

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